転職活動をオススメする理由

昨今書店に行っても各著名人が転職関連の書籍を執筆されていたり、作家でもないサラリーマンの方が転職について書かれた書籍がベストセラーになったりと転職市場が盛り上がっているのを感じております。

 

私も元々転職を視野に今の会社に入社しており、目標としていた「事業開発」「海外駐在員」「マネジメント(数十名規模)」を達成した為転職活動を開始しました。

結果的に希望としていた大手IT企業への内定をいただきました。

 

結果だけ見るとハッピーエンドなのですが、今回そちらを通じ感じたのは転職活動は効果的な自己投資だと感じました。 

以下3点を中心に解説していきます。

 

 

  1. 「自身の市場価値」「市場動向」を認識できる

    実際に活動を開始する前は20代で拠点長での海外赴任し海外で事業開発した経験、また国内でも毎年目標比で結果を出し続けていたので、市場価値がそれなりにあるだろうと高をくくってました。

    自己分析もあまりしない状態で転職の軸もままならない状態で転職活動をスタートさせました。

    実際にエージェントに登録し多数の企業や人材会社から声をかけてもらいました。

     

    しかしそこまでで実際に面接を受けてみると全く良い返事はいただけず、時には「終始話がかみ合わない」「想像力がない」等コメントをいただき散々でした。

     

    そこで一旦転職活動を休止し自己分析と転職の考え方を見直しました。

    その際にすごく役に立った書籍を紹介します。

      -自己分析編-

    メモの魔力 -The Magic of Memos- (NewsPicks Book)

    メモの魔力 -The Magic of Memos- (NewsPicks Book)

    • 作者:前田裕二
    • 発売日: 2018/12/24
    • メディア: Kindle版
     

      -転職の考え方編-

     

     

    これらの書籍から改めて自身の個性や自身の市場価値を再認識できました。

    また転職に必要なマインドセットや業界の選び方を学び、市場のトレンドを理解した上で自己分析結果と相互掛け合わせ転職の軸を定めることができました。

     

  2. 会社への帰属意識が良い意味でなくなる

    実際に業界研究や企業研究を進めていくと様々な気づきがありました。

    例えば前の会社は一応東証一部上場企業ではあるのですが、本当に待遇が悪く年収ランキングでも安いランキングで常に上位でした。

    そこに対しなぜこんなにも従業員の事を考えないのかと不満もありましたが実際転職活動を進めていくと会社というよりも業界が収益を上げにくい業界だと気づきました。この様に実際に転職の案件を比較しながら自身の立場を俯瞰して分析できましたのである意味「会社の自分」ではなく「市場の自分」という高い視座で見ることができました。視座が上がり市場の自分で分析できるため、正直会社という組織への帰属意識はなくなり自身の市場価値をどう高めるべきかそのために選ぶべき業界や職種は何かと転職に対しシンプルな考え方ができる様になりました。

  3. 内省できる(棚卸しができる)

    自分自身の実績やスキルを市場としての高い視座で俯瞰し分析することでいままで見えていなかったものが見えてきました。

     

    社会人を10年近く経験し今までの実績や経験を漠然ではなく、自分のビジネスマンとしての能力を『市場価値』としてとらえることができたのはかなり大きな収穫でした。

    正直社会人になってこのように自分自身を「商品」として客観的に見る機会はありませんでしたが今になりしっかりと内省することで社会という不確定要素が多い中で自分の行動指針をクリアにできたと思います。

 

 

 

会社に入りずっと業務をしていると視野が狭くなり、慣れた業務をこなしていくので居心地の良くなってきます。

自分のスキルや経験を可視化し相対的に判断する上でも転職活動以上にリアルに熟考する機会はないと思います。

またこの世の中にどのようなサービスがあり会社があるのか知る必要もありますので、日々のニュースへも当事者意識を持って情報収集ができます。

是非今乗りまくっている方もいまいちパフォーマンスを発揮できないでいる方も一度転職活動を開始してみることはおすすめです。