マネジメントに求められる能力

この記事ではマネージャーに求められる素養について僕が気を付けている事を元にお話しできればと思います。

 

まず良く言われるのがプレイヤーとしては一流でもマネージャーとしては三流といわれるように。

実際にプレイヤーとして高いパフォーマンスを発揮していたとしても、マネージャーではパフォーマンスが発揮できないという話を耳にすると思います。

 

僕も個人で実績を出すことと組織を率いることはでは難しさの「質」が全く違うと日々感じております。

日々悩み実行して時には失敗したりうまくいったりを繰り返す中で個人的に重要だと感じたものを解説していきます。

 

必要な素養として3つ上げられます

  1. 明確な方向指針を示す
  2. 傾聴する力
  3. 部下をモチベートする力

 

1.明確な方向指針を示す

営業目標にしても業務の進捗管理にしても如何に明確な目標設定が出来るかとても大事だと思います。

具体的に営業であればまず売り上げ目標を設定してから成約率、アポイント率からテレアポの総数を逆算する。

オペレーションであれば処理件数の目標設定を可視化してから業務を分解し、各工程のスケジュールを明確に設定する。

 

如何に理解しやすく明瞭な設定を行うことでスタッフはブレることなく目標に向かって邁進できます。

 

2.傾聴する力

管理者に必要な能力として部下のポテンシャルを可能な限り引き出し、人材価値を最大化することが必要不可欠だと考えてます。

そこで如何に能力を引き出すかというと傾聴する力だと思います。

 

ここでの傾聴する力とはただ単にスタッフの話を聞くだけではありません。

まず話やすいような関係性を作ることから始まります。

もちろん友人のような関係を作るということではなく、信頼関係を構築するという意味です。

この人なら受け止めてくれると思わせる関係性です。

 

一定の距離感は必要ですが、良好な関係性から始めてスタッフの芯の部分をさられ出してくれます。

そこでしっかり傾聴し受容した上で、必要に応じ方向性を示したりバランス調節していきます。

 

関係性ができているとスタッフ側も僕の話に耳を傾け、腹落ちしてくれます。

 

トップダウンで頭ごなしに論破しても結局は耳に入って頭に入っていないので、傾聴力はとても重要な素養だと感じております。

 

3.部下をモチベートする力

 

最後に部下をモチベートする力です。

ナポレオンの名言で「リーダーとは希望を配る人のことだ」とあります。

これは僕がマネジメントをする上で最も大事にしていることです。

もちろんすべてのビジネスマンに言えることですが、特にマネジメント層には一番必要な力ではないかと考えております。

 

僕にも前任者がいますが、その方は「管理」に長けている人でしたが、一方で全くスタッフに希望や夢を与える人ではありませんでした。

 

やはいそれはスタッフの定着率にも顕著に表れておりました。

 

なので最初に赴任した際、僕がはじめに取り組んだのがスタッフが従事している業務の社会的価値を説明しました。

そうすることで自身の他者貢献を認識し自らの仕事に誇りがもて、結果スタッフのモチベーションが向上しました。

また定着率も大幅に改善されパフォーマンも上がり予算目標も常に達成できています。

 

上記は一例ですが、各自の仕事に誇りが持てるように意味づけをすること。

また各自がどれだけ他者に貢献できているか理解してもらうこと。

マネージャーの優秀性は周りをどれだけ前向きにモチベートできるかが重要だと信じてます。