【自己研鑽】英語学習の価値

AI、テクノロジーの進歩により果たして英語習得に意味があるのかと考えている方もおられると思います。

 

特に日本という島国にいれば単一民族、単一言語の為、日本語のみで全く困らない生活ができます。

 

一方英語に対し幻想を抱き、英語さえできれば人生がすべてうまくいくと勘違いされている方もおられます。

 

そこで異国で実際に英語でクライアントと交渉したり、社内コミュニケーションで使用している経験から結論だけお話しします。

 

英語はあくまでツールの1つであって全く万能なものではない事。

 

一方で

 

英語は重要項目ではなく必須項目である事。

 

上記2点です。

 

まず

 

英語はあくまでツールの1つであって全く万能なものではない事。

 

点についてビジネス面で分析します。

 

立場上海外で働いてみたいという方と良く面接をさせていただきます。

今週だけで3名の方と面接予定です。

 

なぜ海外はたらきたいか尋ねると「英語を使えるようになりたい」、「社会人としてスキルを高めたい」が大半を占めます。

 

海外に来れば自身が大きく変われると思われている方が一定量おり、実際にスキルアップできる方もいると思います。

 

ですがはっきり言って大半の日本ビジネスマンがスキルを上げる。

英語を習得する最適な場所は。

 

間違いなく日本です。

 

これは紛れもない事実です。

冷静に俯瞰して世界全体を見たときに日本以上の経済大国がどれほどあるでしょうか?

 

まだ言語もおぼつかない状態で海外で働いたとして果たしてどれだけのパフォーマンスが発揮できるでしょうか?

 

そのレベルの方に案件が回ってくるでしょうか?

 

また会社のスタッフにも英語が僕よりもバリバリ出来る方はたくさんおられます。

 

しかし何故彼ら彼女ら現地採用の方々が拠点管理者ではなく僕であるのかという点に注目してします。

もちろん駐在員という立場もありますが、それ以上に僕自身がビジネスの経験値があるからです。

※ここでの経験値とは事業開発や折衝スキル、マネジメント等の総合的なビジネス経験です。

 

もちろん経験豊富で優秀な現地採用の方もたくさんおられるので一概には当てはまりません。

 

事実としてあるのは英語喋れる/使える事新たな価値を創造したり、組織運営を出来るか事に何の因果関係相関関係はないという事です。

 

では英語学習に全く価値がないかというとそうではありません。

 

寧ろ逆で英語学習はビジネスマンにおいて必須項目だと思います。

 

このチャプターでは英語学習がなぜ必須項目なのか解説します。

 

直近でタイで最も日本人が来院する病院の方と今後の日本語通訳についてお話しをする機会がありました。

 

その病院は数十名規模で日本語通訳を抱えており、日々患者さんの対応に追われております。

 

しかしそこではやはり通訳の仕事は今後オートメーション化。

もしくは最低でもリモート化されるであろうとの見解でした。

 

僕もその見解については完全に同意です。

 

Googleの翻訳機能等を拝見するとその精度は驚くほど高くてびっくりします。

今後5年で無機質に言語を翻訳するだけの仕事には全く価値がなくなると思います。

 

しかしそれでも私がビジネスマンに英語学習が必須項目であると感じる理由は3つあります。

 

  • 英語習得により得られる膨大な情報量
  • 英語対応可能で安価な労働力の存在
  • 関係性の構築

 

まず膨大な情報量について冒頭でもお話しした通り単一の民族、言語である為日本語での情報はかなりの量があります。

しかしそれでも使用者は1億2千万です。

しかし英語人口はその数十倍です。

それだけのマーケットに比例し情報量も半端ではないです。

 

もちろんGoogle翻訳で読めば、日本語でも読めます。

 

しかしやはり原本を読むのとはニュアンスも違ってくるため、英語のものは英語のまま読める/聞けるに越したことはないと思います。

 

次に英語対応可能で安価な労働力の存在タイは本当に人件費安いです。

 

イメージ日本の1/3か1/4ぐらいです。

 

それでも英語でのコミュニケーションが可能です。

 

国際市場で考えたときに「3倍も4倍もする英語不可の人材」と「英語可の安価な労働力」が選択肢にあったときにどちらを選ぶかというと火を見るよりも明らかです。

 

もちろんまだ日本ブランドは健在なので一概にどうとは言えないです。

しかし今後どんどんそういった安価な人件費がスキルを上げて同じ土俵に立った時果たしてどう転ぶかわかりません。

 

最後に関係性の構築について若干精神論になってしまうかもしれません。

 

どれだけテクノロジーが発展しルーティンワークが効率化、廃止されたとしても、人とのつながりに起因するものを再現することはまだ難しいのではと考えております。

 

特にクライアントとの関係性の構築は機械を介してよりも直接誠心誠意話しする方が確実にスムーズにいくと考えております。

 

そこで重要なのは使用言語ですが英語ができれば前述のとおり日本語の数十倍のマーケットと対話できます。

 

以上より現在世界がどんどん縮小している中で英語学習は今後20年30年ビジネスで生きていくには必須スキルであると考えてます。